Wrong調理教室
〜MarryとMerryの狂詩曲 第5話〜

Wrongの異変

最近はOrcの情報について全国のタウンクライヤーが叫びまくっている。

タウンクライヤーは基本的に、近づいた人間に自動的に反応するか、”news”の言葉に反応して、情報を教えてくれるのよね。

でも、何個も情報を持ってる場合はランダムに1個しか喋ってくれないのよ。
運が悪いと同じ台詞を何回も聞く事になる。

だから、新情報を叫んでても気がつかない事が多いのよね〜。

今回は誰も気がついてくれないもんだから、ブリのカウンセラーホール(CH)名物犬のpopoがわざわざ知らせに来てくれたみたい(笑。

ダンジョンWrongにEvil Mageが集結しているようだ

う〜ん、めだたない〜。
こりゃ、普通に通りかかっただけじゃ気がつかないわ。

ともあれ久々の事件だし、さっそく行ってみようっと。

WrongのLv2はとんでもないことに…

Evil Mageが集結していたのはLv2だった。

とんでもない数のMageと元々いたBrigand達によって、テレポートしてきた人達が次々とBOXされていく。

これはマジでとんでもないわね…

ちなみにあたしはHideを駆使して安全に見てたわ(笑。
これはちょいテクだけど、Lv1のテレポータの一歩手前でHideしてからテレポータに飛び込むのよ。
それだとなぜか動いたと判断されず、Hideが解けないのよね。

これはDeceitとかでも応用できるから覚えとくといいかも。

あたしはテレポータの所でHideしたまま様子をうかがい、隙を見て奥へ駆け込んだ。

最も危険な料理教室

Wrongの奥で煮物を作るMarry

Wrong Lv2の一番奥の部屋には、なぜか鍋が設置されていた。
その鍋の前で悩みながら何かを調理している人影が…

彼女はMarryっていうんだけど、以前から墓場を荒らしたりTrinsic秘密の魔法屋を襲撃したり、やりたい放題やってるらしいのよ。
あたしは今回が初めてなんだけどね。

Marryは既に犠牲となった幽霊さん達が何やら喋っているのを無視して、調理に没頭していた。

M.long:ooOOOOOOoOOOO
rimuka:ooOo
Marry:ごちゃごちゃうっさいなぁ
何いってんだかわかんないけどどっか行ってよ!

あ、正確には無視してるんじゃなくて、相手にしてないってことね。
でも、Marryはその料理に納得がいかないみたい。

Marry:フフン。まだちょっと足りないかなぁ…
Noel:何が?

Marry:まだ少し足りないわぁ…
rimuka:oOOooOoo

いろいろ会話しまくってるけど、実は落ち着いて話ができる状況なんかじゃないのよね。
周囲にはBrigand達があふれ返ってるし、逃げれば床の罠に引っかかる。

まったく、なんでこんなとこで料理なんかしてるのかしら。
料理するならもっといい場所があるでしょうに!

まあ、Brigandはたいした強さじゃないし、ユニコーンが相手をしても大丈夫かな〜。
ってなわけで、乗っていたユニコーンのMolをBrigandにけしかけるあたし。

Rena:もるちゃん、がんばれー
Marry:…騒がしいなぁ…

Fortissimo:この鍋が何かあるんですか?
Marry:ナ・イ・ショ

Rena:なに煮てるの〜?なんかやな匂いするなぁ
Marry:ふふーん。あんまり近寄んないでくれる?うっとおしいから。

あたしがけしかけたMolちゃんが頑張っている間に、Marryの煮物は完成したみたい。

でも、Brigandが弱いって言っても数が多すぎるのよね。
MolちゃんのHPがみるみるうちに減っていく…

Marry:さーて完成。
Rena:その臭い煮ものなんなのー

Marry:フフン。ナ・イ・ショ。関係ないジャン
さーて完成したし帰ろうかな

Marryはさっさと帰ろうとしたけど、もはやMolちゃんが死にかけのあたしは会話どころじゃなかった。
必死にヒールを飛ばすあたし。

でも、あたしはWrong最強のあの男をす〜っかり忘れてたのよね…

ついに処刑人がMolちゃんのBOXに参戦。
あっさりとMolちゃんは処刑人に切り殺されてしまったんだ。
なむ〜

その間に、Marryは部屋の一角に追い詰められていた。
ものすごい数の冒険者達に取り囲まれて、たじろぎながらも強気なMarry。

Marry:うじゃうじゃ…うっとおしいなぁ…

greg:何してたの?
Marry:別にぃ、関係ないジャン

greg:いいじゃん。教えてよ
Marry:あつくるしいから近寄らないでよ!

bruise:またお前か…
Fortissimo:シチューは完成したんですか?
Marry:ダメねー…あんまりいい死体なかったわ。

Rena:つんつん(いまいち会話に乗りきれず、意味もなく突っついてみるあたし)
Marry:うっとおしい!離れてよ!

rimuka:いいのがなかったのに完成したのか?
Marry:離れてってば!

ま、離れてって言われて素直に離れてくれれば苦労はしないよね…
ていうか、”離れて”っていう台詞そのものが聞こえてないし(笑。

Marry:離れてくれないならいいわ…何かアタシに用なわけ?
Fortissimo:シチューは完成しましたか?

Marry:別にシチュー作ってたわけじゃないんだけど…
Fortissimo:え、そうなんですか

Marry:研究の為の材料仕込んでただけ。
Fortissimo:なるほどー

kuroneko:完成したの?
Marry:関係ないデショー

Wrongの一角で取り囲まれるMarry

Rena:あんた山賊に拉致されて助け出されたけど、置き去りにされたとかいう過去、あるんじゃない?
Marry:何ソレ。ないわよそんなの。フフン

う〜ん、Marryって名前でピンときたんだけど…
って世界が違う!(わかんない人はIzumoの”初心者山賊Marry”を読んでね)

Marry:そうねぇ。ちょっとだけなら教えてあげてもいいかしら
アタシの機嫌を損ねないならね。

あたしがアホな質問をしてる間にも、会話はどんどん進んでいた。
やっぱ最初から参加してないと、乗りきれないなぁ…

Marry:こんなんじゃ話もできないわ!

Shuvedokan:マリーの魅力のせいだぜ
Marry:あら、いい事言うじゃないちょっと機嫌なおったわー。ふふふっ

rimuka:何してたの?
Marry:だから実験材料の仕込み

hae:秘薬屋を襲った時に手に入れた魔道書のから手に入れた知識か?
Marry:ま、ね

Rena:なんの実験?
Marry:フフン知りたい?
Marry様お願いっていったら教えてあげるわよ。ふふーん

X.:Marry様お願い
rimuka:marry様お願い〜♪
Marry:ま、いっか。

一同がいっせいに”お願い”を連呼する中、そっぽを向く人物がひとり…
そう、あたしだ(笑。

Rena:そんなまでして知りたくはないもん!フフン*ぷい*
Marry:ピクッ。じゃ、帰ろうかしら

M.long:まーどーせろくなことじゃないだろうしなぁ
大したことないだろーし
Marry:…

Cocoa:Marry様お願い
rimuka:機嫌直して〜

hae:どうせろくでもない事たくらんでるだけだろうし
M.long:所詮死体漁りが関の山。
Rena:そーそー
Marry:フフン、一般人にはアタシの研究は理解できないでしょーねっ

あたし達に焚き付けられたMarryは、そう前置きすると喋り始めた。

Marry:まあ、アタシみたいに天才的なMageでもまあ、所詮は人間だしぃ
魔力には限界ってもんがあんのよね

Rena:不老不死の研究か?
Marry:…んなわけないジャン

bruise:リッチにでもなる気か?
Marry:まーその魔力の限界を突破する研究ってわけよ
でもいきなり自分で実験すんのは危ないジャン
だから死体とかいろいろつかってみたんだけどさぁ…

hae:死者のメイジから魔力を得ようってわけか
Marry:んーでもやっぱダメね
使った死体がまずかったってのもあるけどぉ…
そうよねぇ…アタシ位高等なMageって死体でも滅多にないしぃ
ま、でもこの間発見した古文書でアタシはヒントを得たわ!
フフン、あんた達にはわっかんないでしょーねっ

Rena:わかりたくもないもーん
Marry:まあ…どっちにしろまたMageの死体が必要になるんだけどさ
どっかに高等なMageの死体落ちてないかしらねぇ

M.long:あー生きてる人間にめーわくかけるんじゃないだろうな…
Marry:そんなのアタシの勝手ジャン。てか暑苦しいなぁ。下がってよ

再三警告するMarryだけど、やっぱり下がる人はほとんどいない。

と、ここで、あたしは急用で退場(笑。
だってHokutoで事件があったんだもーん。しょうがないよね〜。

Marry:下がれっていってんのにっ
聞きたいことって結局それだけ?ならアタシ帰らせてもらうわよ?
でももうTrammelにはいい死体なさそうね
どっかにアタシと同じ位高等なMageがいればいいんだけどさ

M.long:メイジの素質でもいいのかな…
Marry:素質?そんな素質持った人間がアタシの他にいるわけないじゃん
居たらつれてきて欲しい位だわっ。じゃあねっ

Marryが消えた後、Samuelとかいう変な肌の色をしてEvil Mageが出現したみたい。

Samuelの目撃者は語る。

「しかもお肌が青くなって登場…ガミラス人かい。」
「体の色がおかしい。やっぱり死体をどうかしたのか。」
「めちゃめちゃ硬い上に速い。」

そして、Samuelは冒険者達にあっさりと倒され、今回の事件は終結したのだった。

WrongのEvil Mage達は冒険者達によって倒されたようだ

でも…ガラミス人ってどこの人?(笑。

*なんと、このシリーズは今回たった一回だけ参加しただけで、知らない間に完結してしまいました。
  シリーズものを追うのが不可能になりつつある今日この頃…切ないなぁ…


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