進化する古代リーパー
〜召還秘薬Orcish Cheese 第6話〜
きりのない伐採 |
| 今日もまたデシートでリーパーが大発生した。 まったく毎日毎日いいかげんにしてほしいわね。切っても切ってもキリがないんだから!
でもこのまま放置するわけにもいかないし、今日もまた不毛な伐採作業に行くとするか… デシートをざっと走りまわると、今日のリーパーはLv1の降り階段のところから、Lv2の方へ広がっていた。 幸い、あたしが賭けつけた時にはそれほど繁殖してなかったのよね。 居あわせた人達に事情を話して、ドラゴンかドレイクが出るまでリーパーを攻撃することを控えてもらう事にする。 そして、見事Lv1側の方はリーパーを2匹分裂させただけで撃破する事に成功するあたし達。でもLv2の状況を見に行って、あたしは愕然とした。
Lv2ではまたもリーパーが分裂しまくって手がつけられない状態になっていたんだ。 どうやら、雑魚一掃のために連れてきたドラゴンが暴走して、繁殖力に溢れている状態のリーパーを倒しちゃったみたい。 Reiliaxも言ってたけど、こういう状況じゃ、ドラの扱いは難しいわね。 結局あたし達は、いつものようにごり押しで伐採に成功した。 ともあれ、今日はReiliaxはサンプル集めに来ないみたい。あたしは、床を埋め尽くしているリーパーの死体から、サンプルを採ってオフィスに持っていってあげる事にした。
オフィスに勝手に入って待っていると、ほどなくしてReiliaxがやってきた。 そして、もはや恒例となりつつある質問タイムに突入したんだけど… げ、いつも保存しているログがない。 どうやら、記録を整理している間に間違えてゴミ箱に捨ててしまったらしい(涙。
とりあえず、こんな感じかな。 でも去り際に気になることを言ってたわね。 Reiliax:ぼくがいなくなってもがんばるんだよ… なんか今生の別れみたいね。
あたし達がふに落ちない様子をしているのをよそに、Reiliaxは新技「隼Runスペシャル!」で行っちゃった。 |
進化していくReaper |
| その数時間後、Reiliaxの危惧していたことが起こってしまった。
なんとまたもデシートでのリーパー大発生をクライヤーが叫び出したんだ。 えええ?! 最悪の事態にならなきゃいいけど… でもデシートにたどり着いたあたしは、状況を見て絶句した。
Lv1には既に大量のリーパーが発生しており、その中心部にはリーパーに守られているかのようにコープサーの姿が… あたし達の度重なる伐採によって、どうやらリーパーの進化を促進してしまったらしい。 まあ例えるなら、よく効く殺虫剤だからと言って、同じ殺虫剤ばかり使いつづけていたら、虫が耐性を持ってしまったってところかな? あ、殺虫剤より除草剤の方が的確か(笑。 でもリーパーとコープサーは動けないのが致命的な弱点なのよね。 それにしても、今回のリーパーの進化は考えようによってはあたし達とって有利に働くかもね。自力で分裂できるって言っても、短時間でコープサーごと倒してしまえば問題なさそうだし。 次回からの作戦は、「コープサーが出たら、最優先で倒す」に尽きるかな。 それにしても絶滅させる方法がわかっているのに何もできないなんてもどかしいわね。 でもReiliaxとその”だんな様”は不治の病に冒されている女性を救うためにチーズ4個必要みたいだし、彼らの持っている2個のチーズを使わせてくれるわけないか… 全部を丸くおさめるにはチーズ6個が必要ってことか… き、気が遠くなりそうだわ。 |
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