白川郷・高山

大いなる寄り道 (H15.8.4)


の画像、一見普通の河原のように見えるが、 実は東海北陸自動車道川島PA内の公園なのだ。 通称オアシスパーク。 一般道からもアクセスできる 「河川環境楽園」の一部で、棚田あり、 梅を干す農家ありでとてものんびりとした雰囲気がある。 この日は35度を越す猛暑。シオリを素っ裸にして 川遊びをさせました。

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道の駅「桜の郷 荘川」で一休みしたあと、しばらく車を走らせて 白川郷に到着。ツマが妊娠中期の頃ここに来ようという旅計画があったんだけど、 周囲の反対に押されてやむなく大洗に設定変更した思い出があるのよね。

それにしてもすごい人出。合掌造りの建物が どれも落ち着き払っている分、観光客の賑わいぶりが浮いてるね。


豪快に茅葺く家


公衆便所まで合掌造り

土産に朴葉味噌などを買いつつ、ぶらぶらと 集落を散策。これら家々はみな 屋外展示されているわけではなくて、 実際に人が住んでいる、生きた建物なんだなあということを改めて感じる。

せっかくだから中をのぞいてみようということで、 重要文化財のひとつである明善寺というお寺に入ってみた。 有料ではあるが、世界遺産の保存のためだ、気持ちよく払おう。 260年前の建築で白川郷の中では最大随一という。


階下がスケスケ。怖い。

1階は囲炉裏があり、2階には蚕ルーム、 最上階はなんと5階。それだけに屋根の傾斜も 60度近くの急勾配となっている。 もちろん、屋根に積もる雪を落とすというはたらきもあるのだけどね。

囲炉裏からのぼる煙が階上まで届くのでスモークタンになった気分が味わえてしまうが、そのため家全体がに漆塗りのように光沢するので、たいへん趣がある。

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小高い山に登ると展望所があった。 ああ、ここから見る景色がよく 旅行情報誌に使われているのかあ。

ここでアクシデント発生。 これから通る予定だった天生峠が 工事のため通行止めとの表示を発見。 連続テレビ小説「さくら」の舞台である 古川入り断念を余儀なくされてしまった。 それだけでなく、宿泊予定地である高山へ向かうために これまで来た道を戻る格好になるので かなりの遠回りとなってしまう。むねん。

でもさすが高地。あれだけ高かった下界の気温がウソのように 涼しく、ドライビングはとても快適だった。

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夕べ手羽先をご馳走になった友だちから あるアイテムをゲットしていた。 それは「JTB湯めぐりパスポート」。

宿泊日と人数をさらさらっと記入するだけで 長野、北陸、飛騨の主要な温泉に2日間入り放題という ドラえもんの道具のような夢のパスなのだ。 友だち夫婦の推薦もあり、高山でベストな 「和みの宿 宝生閣」に行ってみるが…

そりゃ一泊25,000円取る宿だもの、 入り口は高級感と華やかさにあふれているし、 仲居さんもどことなく上品な感じ。 大浴場の露天風呂は高山の町を見下ろすことができて なかなか開放感のある湯だった。 普段できないような経験を得られてよかったなあ と思ったところまではよかったんだけど。

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お世話様〜。いい湯でした〜。とフロントに 預けていた車のキーをもらったところで尋問攻めに遭う。

「このパスポートはどこで手に入れられたんですか?」
「いや、友だちにもらったんですけど、JTB勤務の」
「どこの支店か分かります?」
「いやー、そこまでは」
「これはツアーのお客さんしかお使いいただけないんですよ」
「はあ」
「どこの支店かは分かりませんね」
「分かりません」
「そうですか」

ちょっぴり後ろめたさの残ったものの、最後は 皆さんで気持ちよく送り出してもらったのでよしとしよう。 しかし、この件により湯めぐり計画は ここ1軒でストップとなりそうだ。

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今晩泊まる宿は高山の中心地にある 笠曲寺というお寺。隣はパブ、向かいは居酒屋という ナイスな立地だ。いわゆる宿坊というやつだけど、 泊まるにあたって朝のお勤めをしなきゃいけないとか 精進料理が出るというわけではなく、 単に宿泊施設を備えたお寺という感じ。 素泊まりで3,000円。 案内されたのは優に15畳はあるかという 広い畳敷きの部屋だった。

宿代を一万円札で払おうとしたら、お釣りがないのだという。 仕方がないので今晩行く居酒屋でお金をくずすけど、 帰りは門限の10時ごろになるだろうことを伝えると 「それはいいですけど必ず今日中に払ってもらいますからね」 と人を無銭宿泊犯のような扱いをされた。

ツリを用意できなかった上に客に両替を求め、 あまつさえ泥棒扱いするおばはんに すっかり気分を害してしまった。

しかも居酒屋で五千円札と千円札にくずしてもらって おばはんのところに持っていったら小銭がないとか言い出すし、 さらに小銭を工面して行ったらあったとかぬかしやがるし、 共産主義国並のサービスにただただびっくりっす。

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夜の早い高山の町をあちこち散策して探した結果、 結局きょうの夕食は寺の向かいにある店 「山っこ」でとることに決定。 地のものが食えることと、タイムサービスで生ビールが安かったことに 誘われちまいました。

ここの店主である偏屈そうなじいさんは日本語にうるさい。 「両替ってしてもらえますか」と頼むと 「『って』は余計だ」みたいな事を言われた。 ほかのお客さんも同じように 「生中ください」「生ビールね」とやりとりする。 個性といえば、個性。

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飛騨牛レバ刺しは値段の割りに量が少ないし (塩とごま油で食べるとなかなかうまいんだけど)。 しめさばも値段の割に量が少ないし (うまいんだけど)。

でも思い切って注文した飛騨牛ステーキは量、味ともに満足した。 千切りキャベツを付け合せにした、こんがりと色のいい飛騨牛スライスが ジューシー。焼き汁ベースのドレッシングみたいなものがかかっているのもグー。

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いやあ、今日は疲れた。気疲れした。宝生閣の尋問の件と、笠曲寺の宿代の件と、山っ子のじいさんの件。磨り減るコミュニケーションが今日は多すぎた。 やれやれ。酒屋でビール買って、寺で飲もう。


http://www1.seaple.icc.ne.jp/marisuke/
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