11月22日(金)〜23日(土)

■ニセコアンヌプリ
11月22日(金)
天気:晴れ ほぼ無風
メンバー:単独
「山頂避難小屋に宿泊して朝一に滑りたい。」
去年から考えてみて1度はやってみたかった企画。
それをかなえるべくスタート地点である五色温泉に向った。
明日はヒラフがオープンするんだから、第6か7から登ってやればいいんじゃないか?
確かにそうなのだ。でもそれじゃだめなんだな。
自分としてはなんとしてもヒラフがオープンする前にやってみたかったのだ。
仕事の関係でスタートが遅れる。
吹雪いていたり、視界がよくないようであれば、車中泊にするつもりだったが、
月は明るく、風も無い。月明かりで影ができるぐらいだ。天気に恵まれてるなあ。
「よし、行こう。無理そうなら途中でピパーグするか、下山してもいいさ。」
先週登ってみて1100m以上はクラストした急斜面であることが分かっていたので
必要になるだろうと予測しSPLT66だけでなく、MSRスノーシューももって行く事にする。
MSRスノーシューはその形状ゆえクラスト斜面に強いのだ。
本当ならばアイゼンを持って行くべきなのであろうが、
スノーシューの場合だとハイマツ帯での落とし穴にはまるのも防いでくれる。
18:43 駐車場スタート
ヘッドライトを点灯し、夏道の登山道を軽くラッセルしながらサクサク歩く。
雪は絞まり雪で歩きやすい。暖気のせいもあるだろうが、
シュカブラが多くできていた所から考えると強い風で雪がしまったのだろう。
19:22 900m
19:49 1000m
稜線に出ても風は無く、月明かりも相変わらずまばゆいくらいに明るい。
雪庇はまださほど大きくなっていないものの慎重に登る。
標高が上がるにつれて月明かりに映えるニセコ連峰の山々が美しい。
イワヲ、ニト、チセ、目国内、雷電。
また星空、漁火、街の夜景、そして流れる雲の合間から見える青白い月。
こんな風景の中に自分がいる事、観られる事がなんとも不思議な気分である。
あまりに非日常的な光景に時々我を忘れることしばしば。
2箇所ばかり急斜面をトラバース。
斜面側はザラメ雪になっていて気をつけないとずり落ちそうだ。
「時間は充分にある。怪我だけはしないように慎重に切り抜けよう…」
冬山単独、しかも夜間ということの難しさを忘れないように時々自分に言い聞かせる。
20:46 1160m
岩も多くなり、クラスト斜面。
シールの踏ん張りが効かなくなった所でMSRスノーシューに履き替える。
SPLT66をアセンディングモードのままザックに装着し担ぐ。
あとは北ピークに向って直登だ。
21:17 北ピーク 約1280m
「避難小屋が見えた。」
あとはゆっくり小屋に向う。
時折北斜面も眺めたが、雪は先週に比べると明らかに無い。
解けてしまったのか、飛んでしまったのか…ちょっと残念。
21:27 1308m アンヌプリ山頂避難小屋
「ふう…」
月明かりの中、スキー場を眺めつつのんびり休憩。
あとは寝るだけだ。
小屋の中でツェルトをはり、眠る準備をしてビールを呑み、さっさと就寝。ぐー…

※稜線からの風景は本当に美しかった。これからも観られる事はそうないだろう。
露出不足の為にデジカメで撮影するのは無理があった。
お見せできないのが本当に残念。ま、しょうがないね。
今度は一眼レフもってくさ。(また行くのか?)
11月23日(土)
天気:曇り
メンバー:単独
5:00 起床
小屋の外は吹雪。その音で目が覚めた。
思っていたより快適に眠る事ができたが、膝が結構冷えている。
うーん…今度はホッカイロでも張らなきゃだめだなあ。
それに寝袋の中で湿気がすごい。寒いほどではないもののこれは問題。
着干しならぬ寝干しである程度乾かしてから寝袋から這出る。
ツェルトの中でスープを作って朝食。
食後に撤収。滑走準備。
7:11 避難小屋出発
さあ、あとは滑るだけだ。
ニセピークのコルまで歩き、そこから滑走開始。
第7リフト降り場までは視界が今一つだったが、そこからは晴れてきた。
のんびり、ゆっくりと滑走を楽しむ。
人っ子一人いないゲレンデを滑り降りるのはなんとも贅沢な気分だ。
「あーついにやっちゃったなあ…」
8:10 高原ゴンドラ乗場着
ゴンドラ乗り場でこぐさん、みきおさん、tomoさん、Yossy、さな達と合流。
その後はヒラフの色んなポイントを案内してもらったり、
ニセピークまで登って4Cを滑ったりして楽しんだ。
今回の避難小屋泊は思っていたよりも何とかなるもんだと感じた。
必要なこと、要らないもの、実に多くのことを学べたような気がする。
でも寝る事はともかく夜間の単独登山ははっきり言って褒められたものじゃない。
何かあれば一大事だということも重々承知。
とにかく無事に出来たことが何よりだよ。
一つ残念なのは、山頂の天候がガスってきてしまい、
スタートした五色温泉側に自力で戻る事が出来なかったことだ。
北ピークまで登り返して、五色温泉側の斜面を数本滑走しながら戻るつもりだったのだが、
この天候では仕方がない。時には引く事も大事である。
みきおさんに頼んで五色温泉まで搬送してしただいた。
本当に感謝です、みきおさーん!


※登りだけです。ゲレンデ滑走は載せても参考にゃならんでしょ?
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