03/02/11 (Tu)

上ホロカメットク山

■上ホロカメットク山

天気:晴れ
メンバー:tomoさん、Masaharuさん、宅和さん、よしきくん、ともみちゃん、とむさん、ぐれっち


9日のべた雪後方羊蹄山以来、なんかモチベーションも下がり気味。
明日はどこ行こうかなとずーっと考えていた。
色々と情報を集めた結果、十勝方面には雪があるらしいとゆーことなので
今回は十勝方面に遠征することにした。
実際の話、日帰りするには遠いのだが
今回はとむさんと相乗りして行けるのでなんとかなるだろう。

朝5:00頃に伊達を出発。
雪のあまり無い高速道路を三笠まで走り、富良野へ抜ける。
富良野に入ると、天気は晴れ。少し雲はかかっていたが十勝連峰が良く見える。
「ありゃ、予報は曇りだったのに、なかなか良さそうじゃんか。」
山に近づくにつれ、モチベーションも上がる、上がる。

9:00 凌雲閣横駐車場着
9:27 スタート
他のメンバーと合流して早速準備開始。
風も殆ど無く穏やかな状態の中、サクサクと登る。
雪質は絞まり雪の上に新雪20cm程度と言う所か。
滑るには少し重そうだが、まあ充分だよ。
安政火口までは標高差が殆ど無い上に
先行スキーヤーのトレースがあったので楽なハイクだ。
上ホロカメットク山に近づくにつれ、安政火口周辺の様相が見えてくる。
ニセコのような優しい山々とは違いかなり険しいな。
そんな景色をのんびりと眺めながら歩いていた。

安政火口へ向かう

10:23 安政火口
温泉の蒸気が上がっている。
地熱の為に雪は所々解けており落とし穴のような場何ヶ所かあった。
踏みぬかないように慎重に詰めて行く。
見た目、「八ツ手岩の斜面は結構、急斜面だけど標高はさほどでもないからなあ。」
とこの時点では正直に言ってかなり甘く見ていた…
八ツ手岩直下への尾根に取り付くと完全にクラスト。
その上に新雪が乗っかっている状態だがMSRの歯をガシガシ利かせて登る。

11:02 八ツ手岩
途中急斜面も合ったが何とか登りきる。
ここから見える上ホロカメットク山のさらに奥の斜面はすごい様子だった。
「いやはや、こりゃすげえやあ。」
景色を眺めながら後方メンバーを待つ。
さて、狙いの滑走ポイントはここからトラバースしてさらに奥に行かなければならない。
岩に着いていたであろう海老の尻尾の残骸を
サクサク踏みながらカニのように慎重にトラバース。
「うわ、こりゃ。やばいなァ。」
奥に行くに従い、雪質が厳しくなってくる。
表面は海老の残骸で下が完全に乾燥したザラメなのだ。
蹴りこみながら三点確保でしっかりと足場を作らないと一歩も動けない。
かなりの緊張感。過去に滑落した体験が脳裏によぎる。
他のメンバーは奥の手前で滑走準備。
tomoさん、よしきくん、そして自分は行ける所まで行くことにする。

11:53 1753m
何とか登るものの、ここから上は登れないし滑る事もできない。
厳しい斜面を慎重にトラバースしながら滑走できそうな所までゆっくりと歩く。
ようやく滑走準備ポイントについてようやく一安心。
「よく見りゃ、ここは壁だよ、壁。よくこんなトコまで登ったなあ。」
「全く、なーにやってんだか…」
そんな事を言い合いながら、滑走準備をする。

12:22 滑走開始
よしきくん、tomoさんの滑走を見届ける。
日陰斜面で状態が分かり難かったが、見ていると充分楽しそうな雪だ。
さて滑り出し。
雪は吹き溜まりのせいか重めでスピードが出ない。
しかし沢状の斜面はやや狭いながらも斜度もあり、変化があって楽しい。
「おひょー!こりゃすげーなー!」

合流地点にまで滑走し終えると、
さっきまでの緊張感から急に開放されたせいか、どっと力が抜ける。
下から改めて見ると、やっぱりすごい斜面だよ、こりゃ。
うーむ…いつもとなんか違う達成感があったな。

斜面を眺めつつ、他のメンバーと談笑し、一気にビールを呑む。あーうまー!。
他のメンバーがさくさくと登りのトレースを使って下山する中、
自分は帰り際には登る途中に目をつけていた
三段山の南側の斜面に登り返してもう1本いく事にした。
他のメンバーをあまり待たせてもいけないので
標高差約170mほどさくさくと登り、さっさと滑走。
斜度は良かったものの、重めの雪と荒れた雪面に一苦労してしまった。
うーん…ま、いっか。それなりに楽しいよ。
ルートに戻った後はストックで漕ぎながら駐車場に戻る。

13:56 駐車場着
あー満足、満足。
色んな意味で充実した初の上ホロカメットク山。
登りも滑りもさることながら、とにかく全員無事で戻れた事がなによりだよ。
充実感と安堵感が混ざり合った不思議な感覚があった。
撤収後は三峰山周辺の沢やD尾根を眺め、凌雲閣温泉に浸かり
のんびりと伊達・虻田に戻るのでした。

しかし、このエリアはかなり危険度が高い。
天気にも恵まれ、信頼できるこのメンバーであったからこそ行ける山だったが
一つ間違えば簡単に事故に遭うエリアだと思う。
今後の山ボード活動への警鐘としても実のある日だったよ。
それと、今回同行してくれた「とむさん」にも色々と感謝。
単独だったら行かなかったかもね。

Masaharuさん 宅和さん 上富良野岳
tomoさん 奥は「夫婦岩」 地熱で雪が溶けている。
宅和さん 取りつきに向かう。 取りつき始め
みんな登りきる。 八ツ手岩直下 急斜面をトラバース
下で準備するともみちゃん。この斜度わかるかな? 上で準備するよしきくん よしきくん
tomoさん 滑走後のビール 三段山南斜面から見た滑走斜面

今回の山ボード日記について
今回の山ボード、自分としては、かなり危険度が高いエリアです。
そのために正直、UPするかどうか迷いました。
しかし上ホロカメットク山に行こうと思っている方に少しでも参考になればと思い、敢えてUPしています。
過去に仲間が言ってくれた言葉を付け加えて今回の記録を終えたいと思います。
「山はね、みんなが無事に下山しなくては意味がないものだと思うんだ。」

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