| STUDIO KAMADA | Japanese to English by @nifty |
| 2006年5月の日記 | 2006-06-01(Thu) 11:46 |
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4月28日の日記で73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星の破片が40個以上に分裂していると書きましたが、既に破片の数が50個を越えています。JPLのサイトに最新の小惑星の軌道要素などを検索するのに便利なSmall-Body Database Browserというページがあって、ここで「73P」を検索すると彗星の本体と破片を合わせて(これを書いている時点で)52個の天体が表示されます。51番目の破片は73P/Schwassmann-Wachmann 3-BD。破片が近日点を通過するまでまだ2週間くらいありますが、いったいいくつまで増えるのでしょうね。
これを書いている時点で本体と破片を合わせて61個。60番目の破片は73P/Schwassmann-Wachmann 3-BM。
NASAの宇宙飛行士の中でも最高レベルと言われるアイリーン・マリー・コリンズさん(Eileen Marie Collins)が惜しまれながらNASAを去るそうです。コリンズさんはスペースシャトルが初めてミールとのランデブー飛行を行った1995年2月のミッションSTS-63とミールとの6回目のドッキングとなった1997年5月のミッションSTS-84でパイロットを、X線観測衛星「チャンドラ」を宇宙へ運んだ1999年7月のミッションSTS-93と野口聡一宇宙飛行士も搭乗した昨年7月のスペースシャトル打ち上げ再開ミッションSTS-114で船長を務めました。1990年にNASAの宇宙飛行士に選ばれて以来、4回の宇宙飛行で宇宙滞在時間は872時間(36日と8時間)を越えるそうです。空軍パイロットとしても6,751時間(281日と7時間)を越える飛行経験を持つコリンズさんを紹介する記事には「女性初の」という言葉がよく出てきますが、そうでなくても素晴らしい能力と経験を兼ね備えた宇宙飛行士だからこそ飛行再開ミッションの船長を任されたのだろうと思います。格好いいコリンズさんにあこがれて宇宙飛行士を目指す人もいるのではないでしょうか。
ラキッ!さんから。KRAMDne.SYS v1.00+03のファイルの先頭+0x08b3にある0xdfを0xffに変えてみてくださいませ。これで直ったらKRAMD.SYS v1.00のバグです。
USGSによると、日本時間5月4日0時26分頃(現地時間5月4日4時26分頃)、南太平洋のトンガ王国(南緯20.088度、西経174.219度)でM7.9の地震が発生しました。震源の深さは55km。地震の規模から津波が発生した可能性があるとしてNOAAが情報を出して警戒を呼びかけていましたが、3時までに取り消されました。ただし、多少の潮位の変動はあるかも知れません。仮に津波の第1波が日本に到達するとすれば地震発生から9時間〜12時間後になります。
ニウエ(NIUE)で1時03分に42cm(AMPL=21cm)、アメリカン・サモアのパンゴパンゴ(Pago Pago)で1時36分に30cm(AMPL=15cm)の津波が観測されたそうです。
気象庁は地震の規模はM7.8で日本への津波の被害の心配はないと発表しました。
純正のRAMDISK.SYS v1.01、KRAMD.SYS v1.00およびKRAMDne.SYS v1.00+03はいずれもBPBテーブルでルートディレクトリに入るエントリ数を92個に設定しています。このことは「drive ○:」(○はRAMディスクドライブ名)というコマンドで確認できます。したがって、本来ならばルートディレクトリにはファイルやディレクトリを92個しか作れないはずです。しかし、Human68kはBPBテーブルの端数を無視してセクタの末尾の96個目まで使おうとします。
RAMDISK.SYS v1.01はルートディレクトリの領域をセクタの末尾まで初期化しているので問題ないのですが、KRAMD.SYS v1.00はルートディレクトリの領域をちょうど92個分しか初期化していないため、初期化されていない93個目のエントリに差し掛かったところでディレクトリの末尾を示すフラグ(エントリの1バイト目が0x00)を見失い、ルートディレクトリの末尾にゴミが出てくる可能性があります。ゴミのエントリがあり得ないセクタを指していれば管理領域が壊れているといったエラーも出るかも知れません。
KRAMD.SYS v1.00で症状が出なかったのは32の倍数のアドレスのメモリの内容がたまたま0x00だったためで、KRAMDne.SYS v1.00+03で症状が出たのはNereidのバンクメモリの初期値が0x00でなかったためと推測します。
昨日の書き換えはルートディレクトリを96個目まで初期化するようにループカウンタを変更するものです。具体的にはKRAMD.S v1.00の431行目の「move.w #ROOT_ENTRY*32/4-1,d0」を「move.w #(ROOT_ENTRY+31&-32)*32/4-1,d0」に書き換えています。
KRAMD.SYSについて上記の箇所と2005年12月14日に修正した060turbo.sysの不具合と同様の「容量に4095KBを指定すると1KB無駄になる不具合」を併せて修正したKRAMD.SYS version 1.01を作りました。動作確認とKRAMDne.SYSの更新をお願いします。
なお、ルートディレクトリの最大個数は92個のまま(すなわち96個が上限)になっています。ルートディレクトリは固定領域なのであまり大きくすると無駄になりますが、Nereidのバンクメモリは16MBあるのでKRAMDne.SYSではもう少し増やしてもよいかも知れません。いずれにしても多数のファイルを書き込むときはディレクトリを掘ってその中に入れましょう。
ソースコードの変更箇所
>diff -C2 KRAMD100.S KRAMD101.S
*** KRAMD100.S Sun Nov 10 12:00:00 1996
--- KRAMD101.S Thu May 4 11:24:08 2006
***************
*** 1,5 ****
;----------------------------------------------------------------
;
! ; KRAMD version 1.00 1996 by M.Kamada
;
;----------------------------------------------------------------
--- 1,5 ----
;----------------------------------------------------------------
;
! ; KRAMD version 1.01 1996,2006 by M.Kamada
;
;----------------------------------------------------------------
***************
*** 399,414 ****
;----------------------------------------------------------------
;1個のFAT領域に使用するセクタ数を求める
! move.l d1,d3
! move.l d3,d0
! add.l d0,d0
! cmp.w #$0FF7,d3 ;1.5バイトFATと2バイトFATの境目
! bcs @f
move.l d0,d3
! @@: add.l d0,d3
! lsl.l #5,d3
! add.l #$0000FFFF,d3
! swap.w d3
! move.b d3,bpbTable+11 ;1個のFAT領域に使用するセクタ数
;<d3.l:1個のFAT領域に使用するセクタ数
;----------------------------------------------------------------
;初期化
--- 399,436 ----
;----------------------------------------------------------------
;1個のFAT領域に使用するセクタ数を求める
! move.l d1,d0
! sub.l #(ROOT_ENTRY+31)>>5,d0
! ;<d0.l:データ領域のセクタ数の上限
! moveq.l #1,d3
! moveq.l #0,d4
! bra 2f
! 1: add.l d3,d3 ;1クラスタあたりのセクタ数
! addq.l #1,d4 ;1クラスタあたりのセクタ数のシフトカウント
! lsr.l #1,d0
! 2: cmp.l #$0000FFF0,d0
! bhi 1b
! addq.l #2,d0
! ;<d0.l:データ領域のクラスタ数の上限+2
! ;<d3.l:1クラスタあたりのセクタ数
! ;<d4.l:1クラスタあたりのセクタ数のシフトカウント
! move.b d3,bpbTable+2 ;1クラスタあたりのセクタ数
move.l d0,d3
! add.l d3,d3
! cmp.l #$00000FF7,d0
! bcc @f
! lsr.l #2,d3
! addx.l d0,d3
! @@: add.l #$000003FF,d3
! lsr.l #8,d3
! lsr.l #2,d3
;<d3.l:1個のFAT領域に使用するセクタ数
+ move.b d3,bpbTable+11 ;1個のFAT領域に使用するセクタ数
+ move.l d1,d5 ;全領域のセクタ数
+ sub.l #(ROOT_ENTRY+31)>>5,d5
+ sub.l d3,d5
+ ;<d5.l:データ領域のセクタ数
+ lsr.l d4,d5
+ addq.l #2,d5
+ ;<d5.l:データ領域のクラスタ数+2
;----------------------------------------------------------------
;初期化
***************
*** 429,438 ****
@@: clr.l (a0)+ ;FATを初期化
dbra d0,@b
! move.w #ROOT_ENTRY*32/4-1,d0
@@: clr.l (a0)+ ;ルートディレクトリを初期化
dbra d0,@b
moveq.l #$F9,d0
ror.l #8,d0
! cmp.w #$0FF7,d1
bcc @f
clr.b d0
--- 451,460 ----
@@: clr.l (a0)+ ;FATを初期化
dbra d0,@b
! move.w #(ROOT_ENTRY+31&-32)*32/4-1,d0
@@: clr.l (a0)+ ;ルートディレクトリを初期化
dbra d0,@b
moveq.l #$F9,d0
ror.l #8,d0
! cmp.l #$00000FF7,d5 ;データ領域のクラスタ数+2
bcc @f
clr.b d0
***************
*** 591,595 ****
mBanner:
.dc.b 13,10
! .dc.b 'KRAMD version 1.00 1996 by M.Kamada',13,10,0
mMessage:
.dc.b 'RAMディスク '
--- 613,617 ----
mBanner:
.dc.b 13,10
! .dc.b 'KRAMD version 1.01 1996,2006 by M.Kamada',13,10,0
mMessage:
.dc.b 'RAMディスク '
今月に入ってから多倍長計算ライブラリのGMP 4.2.1と楕円曲線法などを使って素因数分解を行うGMP-ECM 6.1が相次いで公開されました。GMPはCygwinのパッケージにもありますが自分でコンパイルしたほうが自分のPCに合った最適化が行われるので計算が速くなるでしょう。レッツトライ。
Human68kはBPBテーブルで設定されたルートディレクトリのエントリ数の端数を無視してセクタの末尾まで使おうとすると書きましたが、純正のRAMDISK.SYSのBPBテーブルが端数を持っているのにそれを無視するというのはやはり不自然なのでバージョンを遡って確認してみたところ、そのような挙動をするようになったのはHuman68k version 2.0からでした。Human68k version 1.0はBPBテーブルに従うのでRAMDISK.SYSならば93個目(初期化した直後はボリューム名で1個消費しているので92個目)のエントリは作れません。Human68k version 2.0から空きエントリの検索中に1エントリ毎に行っていたディレクトリフルのチェックが省かれて、ルートディレクトリならばデータ領域にぶつかったとき、その他はディスクフルでディレクトリを伸ばせなくなったときだけエラーが返るようになりました。その結果、同じRAMDISK.SYSで96個のエントリが作れてしまうようになりましたが、RAMDISK.SYSのBPBテーブルは変更されませんでした(RAMDISK.SYSのv1.00とv1.01の違いは組み込み時の空き領域のサイズの下限が変更されただけ)。Human68kは空きエントリの検索をシーケンシャルに行うため、1個のディレクトリに多数のエントリがあると検索に時間がかかります。1エントリ毎にディレクトリフルを確認することをやめたのはおそらく高速化のためでしょう。なお、Human68k version 2.15からは条件が合えば前回空きエントリを見つけたセクタから検索を開始することで検索にかかる時間が短縮されています。
崩壊が進む73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星は本体と破片を合わせて現在64個。63番目の破片は73P/Schwassmann-Wachmann 3-BP。これらの破片が今週から来週にかけて月までの距離の20〜35倍程度のところを通過するので地球近傍天体のリストがにぎやかになっています。
1993年から中国の長江に建設が始まった三峡ダムは堤体の長さが2.3km、ダム湖の長さは570kmにもなるそうです。水没する地域から強制的に移転させられる住民の数は約110万人に上り、既に95万人以上が移転を完了しているとのこと(日本の都道府県の人口と比較してみると山梨県が約88万人、香川県が約102万人、和歌山県が105万人、富山県が119万人くらいです)。今年も重慶区域から8万人が移転するそうです。完成は2009年の予定。
JSATと旭川医科大学が共同で通信衛星を利用する遠隔医療の実験を今月12日から始めるそうです。私は自宅から主治医の先生がいる病院まで徒歩5分という好条件に恵まれているのですが、離島や冬に深い雪に覆われる地域では病院に通うだけで大変な苦労をしている人も少なくないと思います。光ファイバーやADSLを用いる遠隔医療は既に実用化されていますが、地上回線が整備されていない地域や整備されていても接続が不安定で運用に支障がある地域のために衛星回線を利用する遠隔診療の普及が期待されています。今回は市立稚内病院と利尻島国保中央病院からJSAT横浜衛星管理センターまでを通信衛星JCSATを経由する衛星回線で、センターから旭川医科大学付属病院までを光回線で結び、眼科から始めて診療科目を拡大してゆくそうです。衛星回線を利用する遠隔医療のシステムが全国規模で展開されるようになるとよいと思います。
4月11日に金星を周回する周期9日の楕円軌道へ投入されたビーナス・エクスプレス(VEX;Venus Express)が周期24時間の最終軌道へ到達しました。今後VEXに搭載された観測機器の電源が順次投入されてチェックが行われ、6月4日から本格的な科学観測が始まります。
Internet Explorer 7 Beta 2の日本語版が公開されています。3月30日の日記に書いたBeta 2 Previewと同じく、DXImageTransform.Microsoft.Lightがエラーになってしまうようです。
2月18日にH-IIAロケット9号機で打ち上げられた運輸多目的衛星「ひまわり7号」(MTSAT-2)が今日11時に撮影した初画像(全チャンネルの全球画像)が公開されました。2750×2750ピクセルのでっかい画像が5枚、png形式で公開されています。「ひまわり7号」はこれまでの機能試験で気象通信系のバックアップ系の一部に動作不良が見つかったそうですが、運用には支障はない見込みとのこと。夏頃に待機運用に入るそうです。4月17日に発生した「ひまわり6号」のトラブルには間に合いませんでしたが、もしもあのようなことが再び起きてしまったときは「ひまわり7号」がしっかりバックアップできるとよいと思います。
火星の外側の軌道を回る周期3.8年の小惑星11494(1988 VM9)がHibiki(ひびき)と命名されました。この名前はあらかじめ3つに絞られた候補の中から昨年の宇宙の日(9月12日)に北九州市で開かれたイベントで子供たちの拍手によって選ばれたもので、北九州市の沖に広がる「響灘(ひびきなだ)」にちなむそうです。「響灘」は地元の子供たちにとても馴染みのある名前なのだと思いますが、それだけではなくて当時放映中だった東映の特撮テレビドラマ「仮面ライダー響鬼(ひびき)」の効果もあったのかも知れませんね。ちなみに小惑星「仮面ライダー」は実在します(12796 Kamenrider、2003年6月23日の日記を参照)。
スペースシャトル・ディスカバリーがトランスポーターに乗せられてVAB(シャトル組み立て棟)へ向けて移動します。7月の打ち上げに向けて準備が最終段階に近付いています。
しまけんさんから。ミアカフェという秋葉原にあるメイド喫茶で2007年3月26日〜29日に「X68000」ウィークinミアカフェ、2008年3月24日〜27日に「X68000 ACE」ウィークinミアカフェという定例公式イベントが企画されているそうです。「あのX68がミアカフェに帰ってきます」(ミアカフェイベントページ)って、帰るところが間違っているような気がしないでもありませんが、最近流行のお店(?)がX68ユーザが集まるきっかけと場所を用意してくれるというのですから素直に喜んでしまいましょう。
スペースシャトル・ディスカバリーがOTS(オービタ輸送車)に乗ってOPF(オービタ整備施設)からVAB(シャトル組み立て棟)へ移動する様子がKSCのギャラリーで公開されています。ディスカバリーはVABの中で垂直に立てられるので、7月の打ち上げの前に屋外で船首付近がよく見えるのはこれが最後でしょう。ディスカバリーは全長37.24メートル、全幅23.79メートル、重量100トン以上。ディスカバリーは1984年の初飛行から数えて今回が32回目のフライトになります。OTSは全長32.46メートル、全幅6.10メートル、旋回半径20メートル、車輪の数は76個、オービタを乗せたときの最高速度は8km/h。OTSはOPFとVABの間のオービタの移動にいつも利用されています。
シュワスマン・ワハマン第3彗星の破片が続々と地球との最接近ポイントを通過しています。この彗星は最も地球に近付いたときでも月までの距離の20〜35倍くらい離れているので地球に衝突する心配はありませんが、このように分裂した彗星の破片が惑星に衝突すると、地表にはいくつものクレーターが鎖のように連なった連鎖クレーターが形成されることがあります。月のデービー・クレーターの底にはガトリング砲で撃たれたかのように綺麗に整列した23個の小クレーターから成るデービー連鎖クレーター(Davy Crater Chain)があります。木星の衛星ガニメデにあるエンキ・カテナ(Enki Catena;エンキ連鎖クレーター)は木星の強い重力によって引き裂かれた彗星の破片が13個衝突してできたそうです。地球は表面の7割が海で、陸に刻まれた衝突クレーターも風雨にさらされ、砂に埋もれ、氷河に削られてしまいます。そのため地球には原形をとどめている衝突クレーター自体が少なく、月やガニメデのように10個以上ものクレーターが連なった連鎖クレーターは見つかっていません。しかし、アフリカのチャドの砂漠地帯で古くから知られているアオルンガ衝突クレーター(Aorounga Impact Crater)の隣には大部分が砂に埋まったクレーターが2つあり、4億年ほど前にできた連鎖クレーターである可能性が高いそうです。Google EarthやGoogle Mapsでこの3つのクレーターのラインを辿ってゆくと200kmほど離れたリビアとの国境近くにさらに2つのクレーターがあることがわかります。こちらはできた年代が違う可能性があるとのことですが、連鎖の続きである可能性も排除できないそうです。
ラキッ!さんから。今月末前後にX68000 PRO用060turboXの開発版試作基板発注の見込みとのことであります。横置きのPRO/PROIIは拡張スロットが4つ付いていて拡張性が高いことが特徴でしたが、ツインタワーでないためMPUアクセラレータの基板を共通にできなかったり、回路部品が違うのでバスのタイミングが合わなかったり、電源容量が足りなかったりと、いろいろな理由で「この製品はPROとPROIIには対応しておりません」と言われてがっかりしたユーザも多かったことでしょう。世に出たX680x0シリーズの中で最も不遇だったX68000 PRO/PROIIが時の河を越えてX680x0史上最強になる日は近そうです。
KRAMDne.SYSが更新されるまでの繋ぎとしてKRAMDne.SYS v1.00+03を逆アセンブルして5月4日の日記のKRAMD.SYS v1.00→v1.01の修正を加えただけのものを勝手に転がしておきます。ドキュメントは書いていません。Nereid添付ディスクにKRAMDne.SYSの説明があります。
5月9日の日記に書いたJSATと旭川医科大学による通信衛星を利用する遠隔医療の実験の1回目が5月12日行われ、無事成功したそうです。
7月3日に小惑星2004 XP14が地球から0.0029天文単位(43万km、月までの距離の1.1倍)のところを通過する予定。大きさは600±200メートルくらい。100メートル未満の小惑星が月よりも近い距離まで接近することはときどきありますが、500メートル以上あるかも知れない小惑星が月に近い距離まで接近するのは珍しいかも。
VAB(シャトル組み立て棟)で組み立てられたスペースシャトル・ディスカバリーの様子がKSC(ケネディ宇宙センター)のギャラリーで公開されています。日本時間の明日未明にロールアウト。組み立て作業中は「床」として働いていた巨大な移動式発射プラットフォームがいよいよ動き出します。スペースシャトルを乗せたプラットフォームは6.8km先の発射台まで8時間かけてゆっくり移動します。
CT(クローラー・トランスポーター)が移動式発射プラットフォームをスペースシャトルごと持ち上げてVAB(シャトル組み立て棟)から発射台39Bまで運ぶ様子がKSC(ケネディ宇宙センター)のギャラリーで公開されています。KSCの敷地は広大なサンクチュアリになっており、ワニさんとスペースシャトルの共演など面白い写真もあります。
KSCにはCTが2台あり、面白いことにGoogle Mapsの衛星写真に2台とも写っています。幅40メートル、長さ35メートルもある巨大な車です。
小惑星2004 VD17は今年の2月末にトリノスケール2に格上げされた要注意天体です。大きさは580メートル前後(誤差大)と推測されています。地球近傍天体を自動的に監視しているJPL Sentry Systemは2102年5月4日に2004 VD17が地球に衝突する確率が1/1960であると算出しています。パレルモスケールは-0.43で、同じサイズの小惑星が同じ日までに地球に衝突する潜在的な脅威の37パーセントに匹敵します。まだ光学観測しか行われておらず、今後レーダー観測が行われるまではトリノスケール2のままかもしれません。
2月22日にM-Vロケット8号機で打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の本観測が始まり、初観測画像の一部が公開されました。プレスリリースでは反射星雲IC4954の観測結果がIRAS(Infrared Astronomical Satellite)と比較されており、全天をくまなく観測する赤外線望遠鏡としては従来よりも圧倒的に高い解像度で観測が始まったことがよくわかります。アメリカ、イギリス、オランダが1983年にIRASを打ち上げて宇宙の赤外線地図を作りましたが、IRASよりも高解像度かつ高感度の「あかり」はこの地図を20年振りに更新します。「あかり」によって作られるカタログには1000万個におよぶ赤外線天体が含まれることが期待されているそうです。
宇宙から届く赤外線の大部分は地球の大気に遮られて地上で観測することができません。現在本格的な赤外線観測を行っている宇宙望遠鏡は「あかり」のほかに2003年に打ち上げられたSST(スピッツァー宇宙望遠鏡)があります。「あかり」は地球を周回する太陽同期軌道で地球が真後ろ、太陽が真横になるように姿勢を制御することで地球と太陽という2つの大きな熱源を避け、1年かけて全天をくまなく観測します(2月22日の日記を参照)。SSTは地球から0.1天文単位離れて地球を追い掛けるように太陽を周回することで地球の熱を避け、太陽の方向から80度〜120度の範囲(全天の35パーセント)にある狙った天体を詳しく観測します。下限の80度は太陽の熱を避けるためで、上限の120度は太陽電池パネルの制約です。今後は対照的な2機の観測による相乗効果も生まれてくるのでしょう。
IRAS関連
SST関連
小惑星2004 VD17のトリノスケールが2から1へダウン。パレルモスケールは-0.43から-1.03へ。衝突確率は1/1960から1/7690(1.3e-4)へ。
100億光年の彼方にある銀河の中心で輝く1つのクエーサーの光が70億光年の彼方にある銀河団SDSS J1004+4112による重力レンズ効果で5つあるように見える現象がHST(ハッブル宇宙望遠鏡)によって捉えられました。重力レンズの効果を発揮している天体はいくつも発見されていますが、1つの天体を5つあるように見せている重力レンズは他に見つかっていないそうです。HSTの画像にはクエーサーだけでなく重力レンズによって円弧の形に引き伸ばされたように見えるものも含めて120億光年までの数多くの銀河がひしめいており、まるで万華鏡を見ているかのような不思議な感じがします。
日本時間の明日7時11分、NASAとNOAAの地球観測衛星GOESシリーズの最新機GOES-Nがケープカナベラル空軍基地のLC-37からDelta 4ロケットで打ち上げられます。
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が初期機能確認段階を終了して初期校正運用段階に移行したそうです。これまでに公開された「だいち」の画像を手元のGoogle Earthに貼り付けて遊んでいるのですが、縦方向が1024ピクセルを超える画像を貼り付けようとすると真っ白になってしまうみたい。
日本時間今朝7時11分、NASAとNOAAの静止実用環境衛星GOES(Geostationary Operational Environmental Satellite)シリーズの最新機GOES-N(GOES-13)がケープカナベラル空軍基地のLC-37からDelta IVロケットで打ち上げられました。衛星は4時間21分35秒後にロケットから切り離され、静止トランスファ軌道に投入されました。GOES-NはGOESシリーズの次世代機の1番目で、姿勢制御システム、観測機器共に従来機よりも強化されています。2005年8月に打ち上げられる予定でしたがDelta IVロケットのFTS(Flight Termination System)のバッテリの故障などのために延期されていました。
eEyeがシマンテックの企業向けセキュリティ製品「Symantec Antivirus 10.x」と「Symantec Client Security 3.x」にユーザの介在なく悪意のあるコードをシステムレベルで実行させられる深刻なセキュリティホールがあることを発見し、AP通信のために攻撃を実演して見せたそうです。これを書いている時点でSymantecはこの脆弱性をunverifiedとしています。個人向けのNorton(ノートン)は影響を受けないようです。
日本時間今朝7時54分頃、インドネシアのジャワ島の南沖(ジョクジャカルタの南西25kmの海底)でM6.2の地震があり、ロイターは少なくとも15人が死亡、数百人が負傷と伝えています。津波は発生していないようです。また、この地震は地殻変動によるもので、メラピ山の火山活動(4月29日の日記を参照)とは関係ないそうです。
ジャカルタポストによると少なくとも211人が死亡。地震の原因はメラピ山の火山活動ではないものの、結果的にこの地震がメラピ山の火山活動を活発化させてしまったようです。しかし、メラピ山の危険地域の住民は既にほとんど避難していたため、地震後の火山活動による負傷者は報告されていないとのこと。
BBCによると少なくとも1325人が死亡。USGSによると日本時間の12時10分と13時21分にM4.8とM4.5の余震が発生しています。
メキシコの通信衛星Satmex 6とタイの通信衛星Thaicom 5が日本時間の明日6時09分に仏領ギアナからAriane 5ロケットで打ち上げられます。
これを書いている時点で死亡2711人、重傷1700人、軽傷872人。まだ増えそう。インドネシアは隣国マレーシアに救援を求め、マレーシアの救援チーム56人がジョクジャカルタに向けて今夜出発するとのこと。世界遺産の遺跡の被害も気になるけれど、被災した人々が必要としていること以外は後回しでよいと思う。
144...447の形の3884桁の数(13·103883+23)/9と144...449の形の3884桁の数(13·103883+41)/9が双子素数であることがTyler Cadiganさんによって確認されました。これらが双子素数らしいということは2004年12月17日の日記に書きましたが、効率よく証明できる形の数ではないため私は手をつけていませんでした。「この桁数だったらECPPを使えば証明できるかも」と書いた通り、Tyler CadiganさんはECPP(楕円曲線法)を用いるPRIMOによって証明に成功されました。所要時間は2つ合わせて61日でした。
日本時間の昨日3時50分、ロシアの地震研究衛星COMPASS 2(Complex Orbital Magneto-Plasma Autonomous Small Satellite 2)がロシア海軍の潜水艦からShtil 1ロケットで打ち上げられました。COMPASS 2は重量80kgの小型衛星です。ロシア、ポーランド、スウェーデン、ハンガリー、ウクライナの研究者が開発した5台の科学機器を搭載しており、地殻、大気圏、電離層、磁気圏の観測データを集めて地震の研究に役立てられます。
大きな地震が差し迫ると震源の上空で異常な電磁気現象が発生することがあるらしく、1979年に打ち上げられた磁気圏観測衛星Interkosmos-19(Intercosmos-19)は地震発生の数時間前に震源を中心とする広い範囲で異常な低周波ノイズを捉えました。詳しいメカニズムは解明されていませんが、統計的に信頼できる現象であれば地震予知に役立つ可能性があります。
天気予報があるのだから地震予報があってもよいと思います。しかし、天気予報は「外れる日もある」というレベルに達しているのに対して、現在の観測体制で地震予報を出してもきっと「たまに当たることもある」というレベルになってしまうことでしょう。地殻から磁気圏までの状態を地球規模で観測したデータを統合して蓄積してゆけば、そのうち「よく当たる地震予報」ができるようになるのではないかと期待しています。
2001年12月に打ち上げられたCOMPASSは2002年10月から2003年5月の間に捉えた47件の事象のうち44件が地震のデータと合致したそうです。今回打ち上げられたCOMPASS 2に続いてCOMPASS 3も今年中に打ち上げられる予定になっています。
1995年に起きた阪神・淡路大震災をきっかけに設立された文部科学省地震調査研究推進本部(設立時は総理府〜)がまとめている地震観測施設一覧を見ると、地震計や歪計などの直接的な観測施設だけでなく、岩石が破壊されるときに放出される微弱な電磁波を捉えることができる地球電磁気観測施設が日本国内に77箇所設置されていることがわかります。人間が作り出す膨大な量のノイズの中から岩石のささやきだけを拾い出すのは難しそうですが、効果的に活用されるとよいと思います。
日本時間の今日6時09分、メキシコの通信衛星Satmex 6とタイの通信衛星Thaicom 5を載せたAriane 5ロケットが仏領ギアナから打ち上げられました。27分2秒後にSatmex 6、32分17秒後にThaicom 5が切り離され、2機の衛星は予定された静止トランスファ軌道へ投入されて打ち上げは成功しました。今回でAriane 5ロケットによる27回目、連続13回目の成功となり、一度に合計8.2トンの衛星を打ち上げたのはAriane 5ロケットの打ち上げ重量の新記録とのことです。
USGSは地震の規模をM6.2からM6.3に修正しました。日曜日の夜の時点で公式に発表されている犠牲者の数は4611人。負傷者はおよそ2万人、家を失った人はおよそ10万人にも上るそうです。
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が今日11時40分頃にジャワ島中部地震の被災地を撮影した画像が公開されています。救援活動を支援するためならば日曜日など関係ないことはもちろんですが、期待された通りの素晴らしい機動力だと思います。
情報収集衛星(IGS 1A、IGS 1B)も大規模災害への対応が目的の1つに掲げられています。しかし、衆議院のサイトで公開されている第163回国会(昨秋なので「だいち」打ち上げ前)の「情報収集衛星の運用実態に関する質問」に対する内閣総理大臣の答弁書には「安全保障とともに大規模災害への対応においても有効に活用しているところであるが、その具体的な活用状況については、情報収集活動の性格上お答えを差し控えたい。」
と書かれていて、実際にどのように役に立っているのかやっぱりさっぱりわかりません。
10n+3 = 100...003と10n+9 = 100...009の素因数分解表をn=200まで伸ばしました。10n-9 = 99...991と10n-3 = 99...997と同様にWojciech FlorekさんのNumbers b^n +/- (b-1)と情報を交換しながら更新します。
ご冥福をお祈りします。
手元のGGNFS-0.77.1-20060513のsqrtがsegmentation faultで落ちてしまうことがあるのはGMP 4.2.1のmpz_set_dが原因らしい。mpz_set_d(rop, 2.3283064365386963e-10)は問題ないのにmpz_set_d(rop, 2.328306436538696e-10)がエラーになるのはうちだけかしら。
#include <stdio.h>
#include <gmp.h>
int main() {
union {
double d;
unsigned char c[8];
} x;
mpz_t a;
mpz_init(a);
printf("gmp_version = %s\n", gmp_version);
x.d = 2.3283064365386963e-10; //x.d == 2^-32
printf("x.d = %.17g\n", x.d);
printf("x.c = %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x\n",
x.c[0], x.c[1], x.c[2], x.c[3], x.c[4], x.c[5], x.c[6], x.c[7]);
mpz_set_d(a, x.d);
printf("ok\n");
x.d = 2.328306436538696e-10; //x.d < 2^-32
printf("x.d = %.17g\n", x.d);
printf("x.c = %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x %02x\n",
x.c[0], x.c[1], x.c[2], x.c[3], x.c[4], x.c[5], x.c[6], x.c[7]);
mpz_set_d(a, x.d);
printf("ok\n");
return 0;
}
~/factorize/ggnfs6/10009_114a> gcc -Wall -o test test.c -lgmp
~/factorize/ggnfs6/10009_114a> ./test
gmp_version = 4.2.1
x.d = 2.3283064365386963e-10
x.c = 00 00 00 00 00 00 f0 3d
ok
x.d = 2.328306436538696e-10
x.c = ff ff ff ff ff ff ef 3d
5 [main] test 3764 _cygtls::handle_exceptions: Error while dumping state (
probably corrupted stack)
Segmentation fault (core dumped)
小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン2基の起動試験が成功したそうです。加速は良好とのこと。3月7日以降の他の機器の回復状況も気になりますが、地球帰還に必要なイオンエンジン2基が動いたことは帰還への大きな一歩だと思います。順調に進めば2007年春に帰還軌道に乗り、2010年6月頃に地球に帰還します。
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