リュクサンブール公園の入り口にある、ここ Cafe SUISSE は、わたしのお気に入りのカフェである。 
去年、友人に連れてきてもらい、私もすっかり気に入ってしまった。 
  学生や(ソルボンヌがそばにある)、地元の紳士が立ち寄り、コーヒー一杯で粘れるカフェのようで、

古い建物の中は
やはり古く、2階もあり,その階段の手すりの色、テーブル、イス

全てが茶色であるところも落ち着ける要素なのかもしれない。
  なぜか街灯が店内にあり、よく考えると不思議なのだが、

この店のシンボルのように中央に配され、自然に溶け込ん
でいる。

もし、この街灯がなければこのカフェの魅力は半減してしまうのではないだろうかとさえ思う。 
  煙草屋を兼ねたこのカフェは、ちょっと立ち寄り、ここのマダムと言葉を交わし立ち話をしていくだけの人や、

タバコだけ
を買って帰る人、エスプレッソを持ち帰る人などで、ドアは頻繁に開閉される。
  家族で経営していると思われるが、去年見かけたふとっちよな爺さんが今日はいない。
マダムは、”お袋”と呼びたくなる暖かな表情で親切に応対してくれ,ムッシュは、このお袋のおかげで(多分、妻だろう)

安心して生きてきたと思われる朗らかさで、私に何やら笑いかけたりしている。







  そして、その2人の息子がいるのであるが・・・・・・・


これが、実にクールなのである。

俳優のジャン ユーグ アングラード似で中肉中背、いわゆる、やさおとこ風である。

 口数も少なく愛想もなく、だがしかし、ここの客には好かれているのがわかる。

軽めの笑顔で応じているが親しみを伝えるには十分の笑顔だ。 

年のころは20代後半だろうか。 

 去年より少し老けて見えるのは気のせいか。

彼がこれからこのカフェを引き継いでいくのであろう。   

なぜか、そう思うと安心である。
 
  このカフェだけはずっとこのまま続けていってほしい。
 
パリのカフェの生存競争は激しく、来るたびに店じまいや、改装をしているのを見かけるが、

それに巻き込まれずに、ここ カフェスイスは今日も常連客に支えられ、

パリの片隅でぬくもりを与えつづけていく事だろう。

 

2000年1月   Paris



 

Cafe Story  その後・・・・



実は、このカフェが、このサイト「Bohemian’s Cafe」の

イメージ ショップなのです。

が・・・・・・


 このカフェを紹介してくれた友人の情報によると、

「あのカフェ、もしかしたらオーナー変わったかもよ。

だって、パパも、ママも、息子の姿も見えなくて、知らない顔ばかりになっていたから。」

それを聞いた私は、かなりのショックでした。

あの雰囲気、家族ならではの、ほんわかあったか〜〜ぃ空気感・・・・・。

大都会 PARIS とは思えない私の安らぎの場。

外装、内装共に変わっていなかったのは幸いだったけれど・・・・・・。

あ〜〜〜、友人の勘違いでありますように。

 
                
 
 
 
 










 
 
 
 
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