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独語学習記
5.ちょっと独語では対応できないトラブル時代(98)
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長いようで短かった3年間には、それなりにトラブルもあった。振り返ると笑い話となるが、当時は真剣そのもの。
法がからむトラブルとなると、ちょっと独語では対応しきれなくなる。例えば引っ越しの際の大家さんとのトラブル。幸い私の場合はすんなりと出ることができたが、過大な補修費を請求されてしまう人も少なくない。自分側に落ち度がなければもちろんのこと、落ち度があっても議論し交渉し、末は裁判というのがドイツではめずらしくないパターン。そのために弁護士保険というものがある。入ってないと悲惨な結果になることも。
私にとっての大きなトラブルは交通事故だった。
@アウトバーンで
あれは7号線ウルム近くでの事故だった。片道3車線の最左追い越し車線を走って2車線目の遅い車を追い越した。
追い越し車線を走れるのは当然追い越すときだけ。追い越し後、すみやかにもとの車線にもどらなければならない。しかし2車線めの車は超遅いので、もう数台追い越してから戻りたかったのだが、後ろからすごいスピードでBMWが追い上げてきた。やむをえず先に道を譲ってからにしようと思い、2車線目へ車線変更。私の後ろのアウディーも2車線目へ。
BMWが通過したのを確認後、ウインカーを出して3車線目へ戻ろうとした。そのときだ。真後ろにアウディーが入ってきた。ウインカーを出していたのかもしれないが、それがこちらからは見えないほど接近していた。おそらく同時に車線変更したものと思われる。
すんでのことで大事故に至るところだったが、何とかかわす。接触した自覚がなかったので、そのまま2車線目を走っていると、アウディーがついてくるではないか!?
これはおかしいと思い、右に寄せて止まる。
かすかにアウディーの右前と私の車の左後ろが接触したことが、車体の塗装からわかった。
その後警察に電話するとアウトバーンを下りろとのこと。近くのレストハウスまで行くためにアウディーの後ろをついていく。ところが、右折していったアウディーについていけず、間違って他の車の後をついて左折してしまった。(^^;)
驚いたのはアウディー。あわてて引き返してきた。
レストハウスの駐車場で、警察と話す。アウディーの方はアメリカンアーミー所属者。3人でスイスにウアラオプにいく途中だった。互いにパスポートや車検証を見せ合う。
かんじんの事故検証だが、結論は、わたしのミラーからアウディーのウインカーが見えなかったことイコール車線変更時の確認ミスということに。70マルクほどの罰金をその場でとられてしまった!ガーン
本当はウインカーが見えないほど接近していたアウディーの車間距離違反と、同時に発信した私のウインカーを確認していなかったミスとを、力をこめて訴えたかった。しかし当時の私のドイツ語力では・・・。
数週間後、保険会社から相手の車の修理代を保険からだすかどうか問い合わせがきた。法外な修理代。翌年からの保険料が高くなってもしかたない。保険から出さないと。
このような場合、事故で破損した部位以外も修理して請求されることがよくあるらしい。知り合いの修理工場に頼めばどうにでもなるとのこと。ベストはその足でいっしょに修理工場へ行き、見積もりをすることらしい。(可能ならば自分の知っているところ)
後味の悪い事故だったが、自分の勉強にはなった。
Aアウトバーンで危険を避けるために
これからドイツをドライブ旅行しようという方も多いと思うので、私からのポイントを。ただし実際はアウトバーンより普通の道での事故数の方が遙かに多い。もちろん事故が起きた場合はアウトバーンでは惨事に至る。
☆ラジオの交通情報
渋滞や道路工事の情報だけでなく、ガイスターファーラーといって、車線を逆行して走ってくる車の情報がときどき入る。年に2000件も起きているとのこと。
☆スピード制限がある区間
ドイツのアウトバーンにもスピード制限のある区間がある。視覚的にはわからなくても大きなカーブや急坂、道路工事区間とその前がおもだと思う。そういう部分にはスピード違反用のカメラが設置されていることがある。参考までに”Bei Naesse”というただし書きがついてるときは、路面が濡れている場合のみ。急にスピードを落として逆に危険をよばないよう。
☆積載車両
トラックが横転する事故はよく耳にするが、目の前のトラックからドラム缶が転がり落ちてきたという体験者が知り合いにいる。私は車の上から自転車が落ちた直後に遭遇したことがある。「運」としかいいようがないが、なるべく積載車両の真後ろを走ったりしないことかな。すみやかに追い越すことが一番。
☆超スピードの車
追い越し車線を超スピードで走ってくる車がよくある。だいたい180キロ以上は出ている。そういう車をミラーで確認したら、なるべく早いうちに車線変更をして道をゆずってしまう方が利口。ときどき、スピード競争始める人たちもいるが、私はぜったい近寄らない
☆やたら車線変更する車
しかも、とてもタイミング悪く、他の迷惑を顧みない車も走っている。見ているとちょっとおかしいのがすぐわかるので、これも近寄らないこと。自分の前や後ろなどすぐそばに来たら、車間をあけて見守るのがいいかも。
☆悪天候時
日本と違って大雨や雪のために道路が閉鎖されることはまずない。速度制限がない場所でも細心の注意を払って走行すればまず心配ない。(ただしタイヤを常にチェック)ドイツではワイパーが役に立たないほどの局部的または一時的な大雨(ヴォルケンブロッホ)に見まわれることがよくある。そのような場合は他の車同様に速度をゆるめ車間距離を十分とりライトを照らして走る。たいていは長くは続かない。気をつけなくてはならないのは、局部的なので自分のところは降ってなくても1キロ先はどしゃぶりだったりするから、前方の雲が真っ黒だったら前を走っている車のブレーキに注意すること。この状況で反対車線の10台玉突き事故を私は目撃した。ハーゲル(ヒョウ)が降った場合は路面が凍る恐れがあるので危険。いずれにせよ天気予報をよく見て(聞いて)出発することが何より。
☆渋滞
夏休みやその他の休暇前後には渋滞はつきもの。ラジオで情報をキャッチして迂回する方が得策。私が聞いた最高記録で60キロ渋滞!実際に見た中では12キロ。(これはトラック炎上の処理のため)車から椅子とテーブルを出してきてお茶をはじめる人や、散歩を始める人も。笑い事ではなく、炎天下の長時間にわたる渋滞で脱水症状を起こす人がいるから飲料水携帯は必修。冬場はもっとこわい。凍える人が出たりする。赤十字団体が毛布などを配ったというニュースを聞いたことがある。
誰かにどこかで参考にしてもらえればうれしい。
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