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英語学習記
1.10日間のカナダで少しだけ英語復活時代(02春)
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@今度はがんばるぞ!
カナダへの10日間の旅が決まった。前回は5日間という短さのうえに、何の心の準備もなかったのだが、今度はちょっと違う。ドイツ語を忘れて英語に浸ろうと決めた。10日間ずっとM氏と義兄の三人で過ごすわけだが、その間英語しかしゃべらないように取り決めた。
空港に出迎えに来てくれた義兄にHow are you? なんて挨拶すると妙に他人行儀だなあって照れくさい。M氏の方は、平気で実の兄と英語でしゃべってる。私だったら自分の兄弟と英語で会話なんてしたら体がかゆくなりそう。そのへんの感覚からまず変革しなきゃあならないようだ。
Aイイ感じ
10日間の英語生活が始まった。不思議なことに、以前に比べて英語への抵抗が少ない。きっと来る前から気合いを入れて自分に言い聞かせていたからだろう。
ドイツ語をしゃべらないというのも大きなポイントだ。頭の中の混乱の引き金をひかずにすむ。
そうこうするうちに結構スムーズに英語が出てくるようになった。(たまにおかしな英語が出てきてヒヤリ)
ここで初めて気づいたのだが、私の「外国語」の部屋の中では生活用語については英語よりもドイツ語の語彙の方が多い。反対に、ちょっと高度なある意味専門的用語については英語の語彙の方が多い。これは、私の英語とドイツ語それぞれの学習歴の違いからくるのだろう。英語は受験勉強で非日常的な単語まで覚えさせられた。ドイツ語はとりあえず生活に必要な言葉から入ってきた。
B正しい英語
ある日義兄が言った。カナダは移民の国で、アジアやアフリカなどからもたくさんの人たちが移り住んでいるから、いろんな英語がとびかっているらしい。文法や発音をいちいち気にしていたらコミュニケーションが成り立たない。要するに伝わることが大切なのであって、正しさはその次だという。
頭ではわかってはいても、なかなかそのハードルをクリアーできないでいる。ナントしてでもできる範囲で正しい英語をしゃべりたいと思うのは、私に限らず多くの日本人は強くそう願うのではないだろうか。これが旧英語教育を受けた者の悲しい性である。
とはいえ、義兄の言葉で少しだけ気が楽になったのは確かだ。10日後には、逆にドイツ語を忘れたのではないかと心配するほどに英語に慣れてしまった。
C忘れられた記憶が甦る
カナダで新聞や雑誌を読んでいて思った。ドイツ語で読むときよりもはるかにスピードが速い。もともと私の「外国語」の部屋の中の単語量としては英語の方がまだまだ多いと推定される。もともと苦手な「しゃべる」という領域ではドイツ語の方が優位に立っているのだが、文字になると逆転する。「旧英語教育」と嘲るなかれ。ちゃあんと役立ってるではないか。
何となくうれしい気分に浸ったわたしであった。
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