よってにどん北東北を行く

5月14日

ついに40日間も生活を続けたウィークリーマンションの生活も終わりを迎えてしまった。
今週からはホテル住まいの月〜金:福島・土日:東京の行ったり来たりの生活が始まったのであった。
まあ、それはそれで仕方が無い。とりあえず東京に帰れるので公共料金の滞納という最悪、生活が出来なくなる事態を招く事はなくなるだろう。先月は水道料金を滞納してしまったが・・・。
と、言うわけで今日は金曜日だ。仕事も早めに切り上げて東京に帰ろうと考えていたのだが・・・
これまた山ちゃんの一言で変更となってしまった。
「東北制覇ですよ〜。」
そう、福島出張の合間の気分転換でいろいろと東北を観光している内に山形・宮城・岩手はすでに行ってしまって残すところは秋田・青森のみ。しかし、遠い〜。
「じゃ、行くか〜」
と二つ返事で決めてしまって、スーツのまま、いつものニッポンレンタカーへ
今回もウィークエンドプランで金曜の夜から月曜の朝まで借りて2万2千円、まあ保険代とかが高く付いてしまったのは仕方が無い。
今回の車は、いつもの三菱ランサーではなく、トヨタのカローラでした。
う〜、ランサーの方が乗りやすかったのになー。

とかなんとか言いながらも車はすでに東北自動車道を走っていたのである。
前回は大雨で全く景色など見ることもできなかったが、今回は綺麗な夕日の中を北を目指してひた走るのであった。

日は暮れて7時頃一度休憩の為に長者原SAにより、晩飯を食う。ここはすでに宮城県と言う事で牛タン定食だ。
食事を済ませるとまた、夕闇の東北自動車道を走る。しばらくすると秋田自動車道との合流地点に入った。
初日の目的地は秋田・・・でもこの時間だから今日は寝るだけだな〜

秋田自動車道に入ると東北道とは違いとたんに狭くなってしまう。道は一車線、おまけに対面走行、申し訳程度の中央分離帯とまるで普通の県道クラスの道が続く、まあ全く混んでいないし、渋滞なんて言葉は似合わないところだからこれでいいのかちょっと疲れてきたのでトイレ休憩をとることにして、錦秋湖SAによってみた。
なんだか高速からは離れたところまで車を走らすとSAはあった。どうやら上りと下りが一緒になっているらしい。

もうすでに売店は終わっていて、自動販売機が哀愁を漂わせている。なかなか新らしめで綺麗なところなのにすぐに終わってしまうんだな〜と思っていたら、一枚の張り紙が目に入った。
営業時間延長のお知らせ・・・温泉があるよ〜

なんとこのSAには温泉がくっ付いていた。そうと判れば即実行で、温泉にざぶ〜ん!
閉館時間ギリギリで温泉に入ることができた。お客は我々だけで広い湯船は貸しきり状態
まあ、30分だけしか入れないのであわただしかったけれども、仕事の疲れを癒すことができた。

そして気分も新たに秋田自動車道を快調に走る。そして夜9時ごろ秋田駅に到着。

車を駐車場に入れてお得意の駅前案内マップを探し、そこに書いてある旅館に電話を入れ、今夜の宿を確保するのであった。
今晩のお宿はえびすや旅館。秋田駅前の小さな旅館でまあ民宿のちょっと大きいバージョンかな?という感じ。

一泊4000円なので贅沢は言えないや。

そして駅前から車を旅館に回して(途中、道を間違えて病院の敷地に入りこみ警備員に怒られる)今日の行動は終わり。
明日も早いのですぐに眠りについた。

5月15日

朝も早くから起き出す。まだ旅館のお客は朝飯を食べていたが我々は素泊まりなので、旅館の人に別れを告げて出て行く、今日は朝から快晴、雨男の俺としてはめずらしい。日ごろの行いが良かったのかな?
本日の行程は秋田駅から男鹿半島・十和田湖を経由して青森に入るコースを取る予定である。
朝の秋田市は大きい町にしては静かでなかなかいい町だ。
さてまずはそのまま朝の日本海を見るために車を海岸へ向けて出発する。
やはり海岸沿いの道を走るのは気持ちがいい。秋田港のあたりはやはり工業地帯になっているせいか少し騒がしい感じがしたけれども少し離れるとそこは小さな漁港が並ぶ風情ある景色が続く。
そして途中の道の駅に寄ってみるとなんか縄文時代の建築物を再現した公園のようになっていた。
奈良に負けずこのあたりの歴史も古いんだとなんか感心してしまった。
海岸沿いの道を小さな漁港を何箇所も通りすぎると男鹿半島に入ってきた。

日本海は見晴らしがいい、今日は波も穏やかだ。

少し入り組んだ海岸から山道を登り我々は今回の目的地の一つ男鹿半島の先端、入道崎に到着した。

やはり海からの風が強い、少し肌寒い感じがするがそれもまた気持ちいい。

この半島は切り立ったがけの上にありなかなか見晴らしもいい、そして下の方には奇岩が林立している。

北緯40度の緯度を示す岩がオブジェとしてたっていた。なんだか北に来た感じが高まる。
そして地元のおばあさんがワカメを売っていた。ためしに試食させてもらい、一つ買うことにした。
普段ならここで値切るところだがまあおばあさん相手に値切るのはかわいそうなので素直に買う。
そして我々を迎えてくれたのは秋田名物のなまはげ・・・

そして名物のきりたんぽを食べる、なかなかもちもちとした食感がいいかんじで旨かった。
男鹿半島を後にして一路目指すは十和田湖
途中八郎潟を通る。菜の花が満開であたり一面の花畑が我々を迎えてくれる。

広く走りやすいまっすぐな道が続く、干拓地なだけあって区画はきっちり整備されている。
ソーラーカーレースも行われるだけある。
八郎潟を抜けるとまた道は山間を走るようになる。
ここは秋田と青森の間にある白神山地がすぐそばにあり、そのふもとを国道は通っている。
しばらく行くと道の駅「ふたかみ」が見えてきた。
ここで一息つける。案内所で十和田湖までの道のりを確認していると近くに白神山地についての
博物館「世界遺産センター」があるみたいなので行ってみる事にする。
ご存知の通り、白神山地にはブナの原生林が生い茂っているこれが世界遺産として登録されている。
しばらく山に向かって車を走らせるとそれは、あった。

センターは白神山地についての映像や模型、そのほか動物の生態を記したパネルなんかもあって
いろいろ見ていたら実際に行ってみたくなった。
そのまま車を走らせる。地図で見るとなんだか行けそうな感じなんだが、
途中から道はジャリ道に変ったと思うと、もう砂煙を上げる穴ぼこだらけの道に変り、途中でがけは
崩れているは、石はごろごろと、とんでもない道に変った。
どうやら採石場が近くにあるらしいのでこういう風になってしまったみたいだ。
前方に橋が見えてきたのでここで車を止めて景色を楽しむことにした。

ここまで来るともはやレンタカーのカローラでは無理と考え引き返すことにした。
なんだか底を擦っている感じもするし、やっぱり4駆で車高がもう少し高くないとこういう道では不安である。車体も水溜りを掻け回ったせいかどろどろである。
返すときに何と思われることか・・・・
とりあえずもときた道を土煙を上げながら引き返した。
そしてさっきの世界遺産センターの横の道を入っていくとなんと公民館の中に温泉があった。
やっぱり温泉のみちのくだ!公民館のなかにまで温泉がある。そして200円で誰でも入れる。
我々が行ったときには全く人は居ない、貸切状態である。
弱アルカリ性の温泉で入ると肌がつるつるになる。まあ俺が言うのもなんだね。
一風呂あびてまた車を走らせる。今度はほんとに十和田湖を目指そう。
ちょっと腹が減ってきたので次の道の駅の「鷹の巣」による。ここには世界一の太鼓が展示してあった。
そして腹を満たして十和田湖へと走らせる。
このあたりはきりたんぽ鍋で有名な大館。しかし昼間かっら鍋を食うのもなんだし、今日はまだ目的地があるために次の機会に置いておく。帰りにでも寄ろう。
そして3時ごろに十和田湖到着。
まずは道沿いの展望台から十和田湖を望む。

その眺望は本当にすばらしい物であった。こんな眺めはなかなか見られるものではない。
澄んだ湖はとうとうと水をたたえ、幾世代もそこにありつづけたかと思うと感慨ぶかい。
この湖は火山の後に出来た火山湖で周りから流れ込む川も無く栄養素が入りこまないために
大量のプランクトンも発生する事が無いと言う事で透明度は抜群。
ここでは姫マスが名物らしいがさっき飯を食ったばっかりなので、無くなくあきらめる。
あ〜、無理してでも食っとけば良かったかな〜。
下の方に降りていくと観光地なだけあり人がいっぱいで大型の遊覧船やスワンボート・モーターボートが沢山置いてあった、しかし時間が4時を過ぎてしまったためにもう店じまいに入っていた


十和田湖の名物の銅像の前で撮るが逆光だよ、山ちゃん〜。

だんだん日が暮れてくる。

夕日が綺麗に見え出してきた。

綺麗な十和田湖で一泊したい気分だが明日の下北半島の事を考えるとどうしても今日中に青森に入ってないとまずいのでやはり青森へと急ぐ事にする。なんだかちょっと離れるのが惜しい気がする。
絶対にもう一度来たい場所だ。こんど来たときはもう少しゆっくりしようと決めたのである。
夕日の十和田湖を後にするのであった。

そして我々は東北自動車道への道を進む。
そして途中でまた温泉の固まりがある。その内の温湯温泉に寄った。
今度は硫黄泉でちょっと鼻をつくあの匂いがするが、それは温泉の特徴でこの匂いをかぐとやっぱり温泉にやってきたなと改めて思うのであった。
一息ついて一風呂浴びて気持ちいい、ここで泊まりたいがやっぱり青森へ・・・
東北自動車道に乗りその最終地点青森についた時にはもう8時を過ぎていた。
そしてしばらく走らせ青森駅へ

日がすっかり落ちてしまい駐車場を探すだけでも大変だ。とりあえずお得意の駅前の地図に書いてある安そうな旅館を探す。あった、ありましたよ、白龍館さん。
今回も今日空いていますかと聞いたところあっさりOK。
今日の宿代も4000円。

いや〜なつかしのチャンネルテレビだよ。なかなか味のある旅館だ。
俺はこういうところは嫌いじゃない。なんだか雰囲気が好きなんだな。
つれの家に来てとめてもらった時の感じがしてなんだか落ち着くんだな。
福島でホテルばっかりだったから気分転換になってよかった。
とりあえず荷物と車を旅館の前に持ってきてから、今日3回目の風呂に入り、青森の夜に繰り出した。
居酒屋に入り料理とビールでカンパーイ。やっぱり海の幸は旨い。疲れも吹っ飛びしばし、酔う。
ビールとつまみだけでは腹が減るのでラーメン屋を探す。
散々探し回った挙句、実は旅館のほんそばにあった。
ラーメンを食べ、そして明日も早い為に今日は寝る。おやすみ〜

5月16日

そして朝起きると今日も晴れていた。何だかついてるな〜。
宿屋のおばちゃんに挨拶して出て行く。
今日は下北半島へ行くのだ。
朝の国道は空いている。車は快調に下北半島へ向かう。陸奥湾を望みながら下北半島を北上する。途中浅虫温泉を通って行く朝から温泉に入るわけにもいかないので今回はあきらめる。

山ちゃん、ゆび・指〜

下北半島は何かと有名なところが多い、あの原子力プラントで有名な六ヶ所村や恐山とちょっとこわめの所が多い。まあ、どちらも気のせいだけだろうけどね。
残念ながら今回はどっちも行かなかった。まあ観光地というような所ではないだろうけど。
とりあえず途中の道の駅まで運転する。


また山ちゃん、ゆび・ゆび〜

そしてついた道の駅で一息

ここからまた北上して大間崎を目指す。
凄い山道が続く、ほんとうに折れ曲がった道を山の上へ向かって進んで行く。さすがに凄い道だ。
こういう道が2時間くらい続いた。そして目の前に奇岩が現れしばし休憩。

なかなかすばらしい眺めだ。ちょっと山の上からなので小さく見えるだけだがここから見ても
すばらしいと思えるほどのものである。
それから1時間くらい走ると山を下りそして突端へ。
そうここは本州最北端、もう海の向こうは北海道。ほんの10km先に山影が見える。
遠くに来てしまった。

本州最北端の地でたたずむのであった。
これで今回の目的はクリアした。あとは帰るのみである。
しかし、ここで大きな誤算があった。今日は下北半島で菜の花祭りをやっていたらしい。
みるみる道が渋滞し、なかなか車が進まない。
来るときは1時間くらいで行けた青森からの道のりが3時間も掛かってしまった、
おまけに青森に付くと雨が降り出した。
まあ昨日の山道で真っ黒な車体が洗われて良かったかな。
なんて行ってる場合ではなかった。そして東北自動車道を飛ばす、飛ばす。
なんと400km以上もある青森ー福島間を突っ走ったのであった。
福島に付いたのはもう深夜過ぎになってしまった。

次に行くときは必ず旨い物を食ってやる。と誓うのであった。

おしまい

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