熊野参詣の旅


     
新年最初の旅を何処に行こうか迷った末に

出た答えは、紀州は熊野本宮大社へ

参詣に行くことに決定。

2月2日深夜に出発しようとしたところ、

何と名古屋は大雪、我が愛車は右の画像の通り

雪に覆われてる状況。

それでも何とか出発しようとしたのだが、

拙者の車はスタッドレスタイヤを装着していない

ためにタイヤが滑って駐車場さえ出れず。

泣く泣くこの日の旅は中止に。

翌3日に旅に出たのであった。
 
  



 
2月3日の深夜に自宅を出発。

途中三重県の長島温泉に寄って温泉に浸かった。

立ち寄ったのはオートレストラン長島

というドライブイン。

ここのドライブインには立ち寄り入浴の

施設があり深夜でも有難いことに温泉に入れる。
(朝7時まで営業)
 

風呂上りにはやっぱコーヒー牛乳



 
温泉で一息ついた後は一路熊野方面に車を走らす。

国道23号を走り松阪市からは国道42号を走り南へと下る。
 
 
国道23号を長島町、桑名市と通過すると

コンビナートで有名な四日市市に入る。

23号からコンビナートの灯りが見えるのだが、

とても夜景が綺麗です。
 



 
朝9時ころに熊野の本宮町に無事到着。

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」で少し休憩をし、

車を道の駅の駐車場に置いて熊野古道へ歩いて向った。

 
 
道の駅から熊野古道の発心門王子へは

約2qほどの道のり。

拙者は一人トボトボと歩いた。

発心門王子へと向う道は人通りはほとんどなく

時折地元の人が車で通行する程度。

聞こえるのは風の音だけ。

そんな道を一人歩いていると都会の喧騒の中

生活している拙者には心が落ち着くひと時だった。

約1時間ほど歩いた末ようやく

発心門王子へと辿り着いた。

発心門王子には昔近くに発心門と呼ばれた

大鳥居があったそうでこの発心門が

本宮の聖域の入り口だそうです。

発心門がなくなった現在では

発心門王子から先が本宮の聖域ということです。
 

発心門王子跡 発心門王子社殿 発心門王子にあった湧き水。冷たかった!



 
発心門王子から熊野本宮大社へ向け熊野古道を歩みました。

発心門王子からしばらく熊野古道は民家の点在する舗装された生活道路です。

古道を歩き始めて少し、道脇に人の気配を感じふと目を移したところ

視界に入ってきたのは普通の人よりふたまわりほど小さい小人の様なお婆さん。

拙者はマジでら驚いてしまいました。

よく見るとお婆さんの姿形をした案山子(かかし)の様な人形でした。

他にも路脇に地域の人が作ったと思われる手作りの木製品が野売りしてました。

途中熊野本宮大社に向う熊野古道の案内表示があり、

それには発心門王子から熊野本宮まではゆっくり歩いて4時間と書いてありました。
 
発心門王子にある休憩所&トイレ 舗装された熊野古道 道端に居た案山子(!?)、でらビックリした
 
熊野の木材を使った手作り品 本宮大社までの案内表示



    
 発心門王子から歩いて20分ほどで

水呑王子へと到着。

水呑王子は昔、内水飲王子と呼ばれた

ようで中辺路町高原の熊野道に

水飲というところがあり参詣人の

宿になっていてその地と区別するために

本宮により近いこの地を内水飲と

呼んだと説明が書かれていました。

水呑王子は廃校になった三里小学校・

三越分校の敷地内にあり社殿などは

ありませんでした。

水呑王子から先は杉林の中を行く

山道でようやく古道の雰囲気が

出てきた感じがしました。
水呑王子跡 三里小学校・三越分校跡
 
水呑王子から先は林道を行く山道
 
杉木立の山道を抜けて伏拝王子に到着。

水呑王子から約30分ほどかかりました。

伏拝王子からは旧本宮社地の大斎原を

望むことができ、熊野参詣者がここから

本宮大社の社殿を伏せ拝んだことから

その名がついたといわれます。

伏拝王子から少し歩いた先に

NHK朝の連続小説「ほんまもん」

(主演:池脇千鶴)の舞台として

使われた山中家の家屋がありました。

しばらくあるくと小さな吊橋があり

それを渡った先に三軒茶屋休憩所と

書かれた建物がありました。

尚、この休憩所から先は本宮大社まで

トイレはありませんのでご用心を。
伏拝王子跡 伏拝王子の祠
 
「ほんまもん」の山中家 三軒茶屋手前の吊橋
 
三軒茶屋休憩所 三軒茶屋の先にある九鬼ヶ口関所跡
 
伏拝王子から祓戸王子までは

約50分ほどかかりました。

途中古道は石畳になっているところがあり

熊野古道を歩いている実感が湧きました。

祓戸王子から熊野本宮大社は

あとわずかなため参詣者は

ここで長旅のほこりを祓ったと

いわれそこから名前がきているようです。
 
石畳の古道 祓戸王子跡
 



 
祓戸王子を過ぎるとすぐに本宮大社の裏鳥居が見えてきました。ようやく到着。

発心門王子から熊野古道を歩いて約2時間の道のりでした。

熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の総本宮である

熊野本宮大社は家都美御子大神が主神です。

いよいよ熊野本宮大社の境内へと足を踏み入れます。

表参道にまわると鳥居の横に八咫烏(やたがらす)が描かれた大きな幟が立っていました。

鳥居をくぐってその先にある石段を登ってゆくと正面の先に神門があります。

神門の先に第一殿から第四殿までの社殿が立ち並んでいます。

本社は神門の真正面にある第三殿です。

第三殿(本社) 証誠殿という名 家都美御子大神、を祀る
第一殿 西御前という名 熊野牟須美神、事解之男神を祀る
第二殿 中御前という名 御子速玉之神、伊弉諾尊を祀る
第四殿 若宮という名 天照大神を祀る

神門から先は撮影禁止となっていたので社殿の全景が撮れませんでした。
 
熊野本宮大社裏鳥居 本宮大社表参道の鳥居 本宮大社神門


熊野本宮大社本社



 
本宮大社で無事参詣を終えた後は、車を止めてある道の駅まで戻る。

これまで約3時間歩きづめの体は心身ともに限界に近づく。

本宮大社から熊野川に沿って20分ほど歩いたあたりで道の駅の案内板を発見。

案内板には道の駅までまだ2qの数字が・・・益々疲れが増す。
 
 
疲れた拙者には無情な2qの距離表示 熊野川と熊野の山



 
何とかかんとか道の駅にたどりつきホッと一安心。

休憩する間もなく次に向ったのは本宮大社から車で約10分〜15分で行ける川湯温泉。

大塔川の中から温泉が湧き出ている一風変わった温泉。

スコップを持参して行き自分で温泉を掘って即席My露天風呂が作れる。

11月〜2月の間は川の一部をせき止めて作る仙人風呂が作られる。

今回拙者が川湯温泉に行ったのは、この仙人風呂に入るため。
 

   
大塔川の川原に到着すると川の中にそれらしいものを

発見!車を川原の駐車場(無料)にとめ

心躍らせ仙人風呂へGO♪

川原に湧く天然の温泉なので

24時間入れて料金は無料。

しかし着替えは衝立の板が一枚あるだけ。

脱いだ衣服は川原においておく。

女性には簡易脱衣場があった。
川の中に湧く温泉初体験。全体的にはぬるめ。

ところどころから温かい湯が川底から湧いているのがわかった。

冬だもんで体が温まるまで永いことかかった。

しかし入ってみた感想はとても魅力的な温泉だった。でら満足でした。

今度来る時はスコップを持参して自分で掘った温泉に浸かりにきたい。
 



 
川湯温泉で仙人風呂を満喫した後に続いて向ったのは湯ノ口温泉。

この温泉は廃鉱の炭鉱跡から湧き出た温泉。

入浴施設は町営の一軒宿の湯元山荘。

宿はひなびた湯治宿の感じがして利用にきていたお客は

地元の人と思われる年配のお年寄りさん。

帰る時間も押し迫っていたので長湯はできなかった。

宿の裏には湯ノ口温泉と入鹿温泉を結ぶトロッコ列車の駅がありました。

宿の脇には飲泉所があり自由に温泉を飲めることができる。

拙者も試しに飲んでみたところ少し塩味のする湯だった。
 
ひなびた感じの温泉宿 岩風呂の露天風呂の他内風呂もある
宿の隣にある飲泉所 入鹿温泉と結ぶトロッコ列車


 
湯ノ口温泉を後にし名古屋へと帰宅に向ったが、途中三重県の紀伊長島町を過ぎ

大内山村あたりまできたところで空から白いものがちらつきだし徐々に多く降ってきた。

前日大雪で車が動かなかったことがまだ脳裏にあったことから少し心配になってきたが、

なんとか無事山間部を走り抜け雪の影響を受けることなく無事帰宅できました。
 






  

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